イギリス留学で得た英語力以外の知識

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こんにちは、めとろです。
今回は2006-7年の1年間、私がイギリス留学中に感じた日本との違いやイギリスの面白さをお届けします。でもかなり前の事なので、今とは違うこともたぶんあるでしょうし、記憶違いもあるかもしれないです。おおらかな気持ちで読んでください。

・イギリス人に裏ピースしたらダメ
ある日、写真を撮ろうよということになって、何も考えず裏ピースをしたら、寮母さんに窘められました。イギリスでは中指を立てるのと同じくらいやってはいけないポーズだそうです。寮母さん曰く、時はフランスとの100年戦争にまでさかのぼります。当時は弓を弾けないように、捕まえた兵士の指を切り落としていたそうで、裏ピースは、『指あるもんね!』と相手に対しての挑発になってしまうそうです。

・日本がどこにあるか知らない
イギリス人の友達と二人きりになることがあったので、日本がどこにあるかわかる?と聞いてみました。わからないとのことでした。一人にしか聞いてないので皆がどうかはわかりませんが、日本人はイギリスの場所をわかる人がほとんどだと思うので、逆はそうでもないんだと衝撃を受けました。

・イギリス人は平熱が高い
寮に入る前、現地で世話をしてくれる日本人に、イギリス人は平熱が高いから、37度くらいだと熱だってわかってもらえないから、日本人は平熱が低いって説明するんだよ、と言われたことが衝撃でした。

・血液型という概念がない
血液型とか、あんまり気にしてないらしいとは聞いていたのですが、あまりにも間が持たなかったので、「What is your blood type?( 血液型何?)」と、つい聞いてしまいました。すると、私はフランスの血が入っていて~と話し始めたので驚きました。

・ほんとにずっと明るい
イギリスにはサマータイムがあります。時計が1時間ずれる期間です。白夜と言うほどではないですが、ほんとにずっと明るくて、22時が消灯なのですが、夜になったことに気が付かなくて、寮母さんに早く寝ろと怒られたことがあります。外はまだ全然明るかった(確か夏の夕方くらいの明るさだった)ので、本当に驚きました。

・エンドロールは見ない
イギリスの映画館で映画を観た時、映画がエンドロールに差し掛かった瞬間、全員映画館を出ていきました。エンドロール後にちょっとした映像がありましたが、イギリス人はあれの存在を知らずに生きているのだなと思いました。

・お店が閉まるのが早い
お店の種類とか地域によってもまちまちだと思いますが、私の住んでいたところは夕方にはお店が閉まっていました。スタバのような大きなチェーン店とか、スーパーマーケットはもう少し遅くまでやっていたかもしれませんが、ほとんどのお店が夕方には閉まっていたので、そのころには私も帰っていました。

・1階は日本で言う2階のこと
イギリスでは1階がground floor(G)で、1階が2階です。エレベータに乗ると戸惑います。

・バスは次の停車駅がどこだとか言ってくれないし表示もされない
もしかしたらバス会社とか運行地域によって異なるのかもしれないですが、私の利用していたバスには、日本の様に『次は~どこどこです』というアナウンスはありませんし、そういう表示もありませんでした。なので、景色を覚えて停車ボタンを押していました。

・二階建てバスの二階に乗っているときは緊張する
私の住んでいたところにも2階建てバスは走っていましたが、混んでいるとかで2階に乗らざるを得なくて、しかも途中で降りなくちゃいけないときは緊張していました。運転手さんが、2階に乗っている人のことも考慮してくれているのかよくわからなかったので、着いたらすぐに降りられるように、なるべく前の方に座っていました。

・buy 1 get 1 free が多い
服屋に行ったらなにかしらがbuy 1 get 1 freeになっているという印象があります。1つ買うと1つ無料、という意味です。

・シンプルな服が多い
模様の入っている服はあまり見かけない印象でした。あってもボーダーとかストライプくらい。その代わりなのか、スカーフを巻くイギリス人女性が多いです。

・スクービードゥと呼ばれる謎の紐がある
ビニール製の編み込まれたブレスレットなようなものを指して、『あ!スクービードゥだ!』と言っていました。日本にないものなので、謎でしたが、これのことのようです。Scoubidou – Wikipedia

・花火は冬
何のイベントかは忘れましたが、イギリスでは冬に花火が上がっていました。調べてみたらガイ・フォークス・ナイトというのが11月にあるようなので、これだったのかもしれません。

・キリスト教信者ということは、イエスの復活を信じているということ
現地でお世話してくれている日本人から聞いたのですが、キリスト教信者の人は、イエスの復活を信じているようです。曰く、『さすがに復活したとかは信じてないんでしょ?』と、キリスト教の知り合いに何気に言ったところ、『え……?』みたいな反応をされたので、これはまずいことを聞いた、と思ったとのことでした。
私も一度ホストファミリーと一緒に日曜朝の礼拝に行った時、最後に神父様 (牧師様?) から、パワーを差し上げますので、欲しい人は前に並んで、とアナウンスがありました。私は訳が分からずにそのまま自分の場所に立っていましたが、一緒に来ていたホストマザーは前に出ていきました。すると、右端から順に神父様 (牧師様?) が信者の方に対してパワーを送っていき、ホストマザーはパワーを受けると倒れました。私はびっくりしましたが、ホストマザーはしばらくすると立ち上がりました。正直ショッキングでしたが、これが信じるということなのだ、貴重な体験をしたなと、思います。

・ホッケーは、私が体験した中で一番危険なスポーツ
入学早々マウスピースを作らされました。そう、ホッケーをするためです。私の学校では週3回、午後は全部GAMEという日がありました。一学期はホッケーです。日本ではホッケーはロッチの中岡さんがやっていた部活として有名ですよね。簡単に言うと、傘の持ち手のような形の木の棒で、硬いボールを打って相手ゴールに入れる競技です。木の棒と小さい球を使ったサッカーみたいな感じだと思います。でもまずボール自体が硬くて重いです。飛んできたボールに当たったらたぶんケガすると思いますし、走りながら木の棒でボールを打つこと自体、結構危ないです。しかも、防具はマウスピースと簡単なすね当てのみです(ゴールキーパーは完全防備)。ただ私は、運動がそんなに得意じゃないのでだいたい補欠で、見ているだけでした。うまい人同士でやればそんなに危険はないのかもしれませんが、私はそもそもマウスピースをすること自体初めてでしたし、それが必要なスポーツ怖すぎると思っていました笑。

・ラクロスは、私が体験した中でニ番目に危険なスポーツ
二学期はラクロスをしました。これもマウスピースをする競技です。そう、マウスピースはラクロスのためでもあったのです。今度は硬いゴム製のボールを、浅い網みたいな道具で投げ合う競技です。こんなに硬いボールを投げ合うのかと恐怖しました。しかしラクロスはなぜか一度だけ代表に選ばれてしまい、補欠だったので出番はありませんでしたが、他校まで行った覚えがあります。ただ、自然に囲まれておもいきり体を動かす時間が週三回もあるのは良いことだと思います。ラクロスは毎回山を登った頂上で練習だったのも楽しかったです。

・クリケットはほぼ野球
三学期はクリケットをやりました。ほぼ野球です。バット以外、野球との違いが判らなかったです。

・週一でfish and chipsを食べているとさすがにハマる
寮生活だったので、毎食学校の食堂で食べていました。週に一回、必ずfish and chipsの日があって、初めのころはまたこれか…と思っていましたが、留学も後半になってくると、やった~!今日fish and chipsだ!とテンションが上がるようになりました。fish and chipsは美味い。

・週一で蒸かし芋(大)を食べているとさすがにハマる
寮ではたびたび、お祭りで売っているじゃがバタサイズの蒸かした芋が出ました。それに二種類のソース(ひき肉が入っているやつか豆が入っているやつ)のどちらかをかけて食べます。メインが芋、というより芋のみ。芋のみって、正気かよ……と思っていましたが、これも留学後半には待ち遠しくなっていました。芋美味しい!

・ピザはハワイアン(うちの学校だけかも?)
寮では何かイベントがあると寮母さんがピザを注文してくれました。でもなぜか必ずハワイアンピザでした。ハワイアンピザとは上にパイナップルが乗っているピザです。私はイギリスに来るまでハワイアンピザを知りませんでした。なんで毎回ハワイアンにされちゃうのかなと思いましたが、いざ何にする?と聞かれても、まあ別にハワイアンでもいいか、となって、最終的にはハワイアンがいい!に、なっていました。

・日本人の思うBBQとは違う
ある日、寮の夕飯が今夜はBBQだというので、楽しみに出かけました。日本人がBBQと聞くと、肉とか野菜が色とりどりに並べられている様を想像すると思います。イギリスのBBQは、肉しか焼いていませんでした。焼いたハンバーグをパンにはさんでハンバーガーにして食べる、もしくは焼いたソーセージをパンにはさんでホットドッグにして食べる。それがイギリス流BBQです(うちの学校だけかも?)

・クリスマスシーズンにはスタバでもミンスパイが売られている
ミンスパイはイギリスの伝統菓子らしいです。私も一回だけスタバで買って食べましたが、別に美味しいともまずいと言えない味でした。慣れない味だったので、慣れたらハマる可能性もあります。イギリスにはメシマズのイメージがあると思いますが、私はまずいと思ったことはないです。マーマイトはまずい。

・煮豆みたいなのが朝ご飯に必ず出る
調べたらベイクドビーンズというみたいです。ホストファミリーの家では、朝食は焼いた食パンと、カリカリのベーコンと、スクランブルエッグ、そしてこの煮豆がワンプレートで出てくることが多かった記憶です。

・スクランブルエッグを電子レンジで作っていた
作っているのを偶然見た時はびっくりしました。たまごは電子レンジに入れると爆発すると思っていたからです。それを見て、といたたまごだったら電子レンジに入れても大丈夫なんだ、という知識を得ました。料理って思っていたより自由だなと思うきっかけになった様に思います。

・マクドナルドよりもバーガーキングの方がある
これは私見ですが、イギリスはマクドナルドよりバーガーキングの方が店舗数が多いような気がしました。日本ではあまり見かけないバーガーキングですが、イギリスにはたくさんあります。私も大体バーガーキングでMVを見ながら日本人の友達とだべっていました。

・中国人同士でも出身地が違うと言葉が通じないことがある
寮には5人の中国人がいました。私が彼女たちと話すときはもちろん英語で話していましたが、中国人同士で話しているときも、英語で話していることがあるのに気が付きました。はじめは英語を覚えるためなのかな?と思っていましたがそうでもなさそうなので聞いてみると、ひとりだけ喋る言葉が違う、カントニーズを話すからだ、と教えてもらいました。あとの4人はマンダリンを使うと言っていました。読めるけども話せないのだということでした。同じ国同士で言葉が通じないとは、さすが中国は大きな国なのだなと思いました。

・Chinateen
同じ寮の中国人は、日本に興味があるようで、日本のアニメを日本語で観ていたし、日本の雑誌も読んでいました。ある日その中国人の友達が、Seventeenかなにかを読んでいて、その中に若槻千夏さんのコーナー『Chinateen(ちなティーン)』がありました。それを見た中国人の友達に、「どうしてこれはチャイナティーンなのか?」と聞かれました。言われるまでChinaと読めることに気が付きませんでした。なるほどな、と思う出来事でした。

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